最終更新日 2024年11月13日
「外壁塗装の必要性について知りたい」
「外壁塗装はいつやればベスト?」
「外壁塗装を行う判断のポイントを知りたい」
外壁塗装は費用が掛かることから、まだやらなくても大丈夫などの理由をつけて先送りにしがちです。
一般的には10年に1回の塗り替えが理想的で、屋根も同じくらいのタイミングで塗り替えることが望ましいといわれています。
10年に1回の理由は塗料にあって、塗料の種類ごとに期待できる寿命は異なりますが、だいたい10年前後で寿命を向かえることになります。
新築を購入した場合は、10年目を目安に塗り替えを検討できるので、外壁塗装のタイミングに悩まずに済みます。
中古だと状態を見てからということになりますが、いくつかの判断材料を頭にいれておけば、後は定期的に外壁をチェックすることで、塗り替えのタイミングが見えてきます。
塗料は紫外線などの影響によって色褪せが生じますが、これはまだ塗装の劣化の初期段階です。
つまりすぐに塗り替えが必要になる可能性は低いですが、そろそろ検討を始めた方が良いタイミングなのは間違いないです。
【参考記事】外壁塗装 藤沢市
目次
外壁に手を触れると粉が付着するチョーキング現象
劣化の兆候で注意が必要なのは、外壁に手を触れると粉が付着するチョーキング現象です。
チョーキングは塗装が劣化して粉状に剥がれ落ちる現象で、外壁を保護する機能が低下していることを意味します。
見た目にはまだまだ大丈夫そうであっても、見た目以上に劣化が進行している可能性が高いので注意です。
チョーキング現象は紫外線に加えて、直射日光による熱と光や雨風、排気ガスなどが劣化要因となり引き起こされます。
それは決して避けられないことを意味しますから、遅かれ早かれ塗装は粉を吹くようになると覚えておきましょう。
チョーキング現象の放置は外壁のヒビ割れの発生、カビの発生と増殖を招くことになり得るので、発見次第なるべく早く外壁塗装の検討をおすすめします。
ヒビ割れもカビも、外壁の塗装どころか外壁そのものの劣化を加速させますから、塗装工事は早いに越したことはないです。
緊急を要するのは外壁が膨れてきたり、少し触れただけで簡単に剥がれてしまう状態です。
これは塗装が外壁から浮いている状況で、密着性がなくなってしまっていますから、外壁は何にも守られていないも同然です。
目に見えて大きく長いヒビ割れが発生するクラック
チョーキング同様に、放置すると雨水などが侵入して既に発生しているヒビ割れが大きくなったり、外壁の表面どころか壁の内部にまで劣化が進行します。
目に見えて大きく長いヒビ割れが発生するクラックも、放置してはいけない状態の1つです。
むしろ、塗装の塗り替えの必要性はクラックの方が上ですし、雨の日が続けばあっという間に劣化が進み、壁の中も想像したくない状態になってしまうでしょう。
外壁の表面は大丈夫そうでも、外壁のつなぎ目や窓のサッシ周りのシーリングの劣化については、やはり無視してはいけないものです。
ここも雨水の侵入経路になりますから、早めに夫妻で外壁の劣化要因を減らすことが大事です。
判断に悩んだら迷わず専門家に相談する
とはいえ、誰の目にも明らかな劣化ではないと、外壁塗装の必要性やタイミングの正確な判断は難しいです。
判断に悩んだら迷わず専門家に相談する、それが将来的に後悔しない為のポイントになります。
街の身近な専門店を見つけて相談するのもありですし、無料相談などの機会を活用するのも良いでしょう。
塗装工事のタイミングについて
外壁塗装を決めたら次は塗装工事のタイミングですが、季節によってそれぞれメリットとデメリットがあるので、比較しながら検討したいところです。
春先は気温が上がり湿度は低いので、塗装が乾きやすい絶好の季節だといえます。
ただし、天候が不安定になりがちなことから、工事の予定がズレやすいのは否めないです。
梅雨期は雨の影響で塗装に不向きだと思われますが、雨が降っていなければ外壁塗装の工事自体は可能です。
しかし雨の日が続きやすいのは確かなので、外壁に限らず塗装工事にはあまり向いていないと考えられます。
夏は気温の高さから塗装が短期間で乾きますが、工事期間中に窓が開けられないのが最大の難点です。
エアコンも塗料や溶剤の吸い込みを考えると、使わない方が良いという結論に至るでしょう。
秋が工事に適したシーズンとタイミング
つまり、エアコンなしで過ごすことになりますから、工事期間中は一時的に他の家や宿泊施設などに退避を検討すべきです。
秋は気温も下がり涼しく、時に肌寒い日もある季節なので、工事に適したシーズンとタイミングです。
地域にもよりますが、台風の発生には注意ですし、天候も不安定になりやすいですから、天気予報をしっかり確認して工事を始めたいところです。
冬は雨の心配がなくて台風が発生することもまずありませんが、気温が下がって日照時間も短くなるので、工期が延びることは避けられないです。
豪雪地帯では塗装工事そのものが不可能ですし、降雪が少ない地域であっても、外壁に結露が生じるような地域には不向きです。
気温が低くて乾きが遅くても、湿度が低ければ塗料は定着しますが、作業や工期に影響する要因が少なくないのはネックでしょう。
まとめ
いずれも一長一短はありますが、春か秋を中心に検討を進めれば、最適と思われるタイミングが見つけられるはずです。