最終更新日 2024年11月13日
トラブルが起きた時だけでなく継続的にクライアントのさまざまな法律問題に対して相談を受けたり、問題解決のためのアドバイスをする弁護士のことを顧問弁護士といいます。
ただ弁護士を利用する機会はそれほど多いわけではなく、相談することはないのではないかと思われてしまうこともあります。
また依頼しても何を相談すれば良いかわからないとか、毎月顧問料を払うのはもったいないから、必要な時だけ相談するスタイルの方が節約につながるのではないかと言われてしまうことも珍しくありません。
しかし、実際に利用している人からは、顧問弁護士を利用して良かったという声が上がっているのをご存知ですか。
確かにトラブルが起きた場合だけ相談しても弁護士に動いてもらうことはできますが、依頼して動いてもらうまでの時間画結構かかってしまう可能性があるのをご存知ですか。
顧問弁護士がいない場合、まずは弁護士を探し、次に相談するための予約を取る必要があります。
そして相談当日を迎えるというのが一般的な形ですが、残念ながら相談までには最短でも数日を要する場合がほとんどです。
しかし問題解決のためには出来るだけ早く動いてもらいたいとは思いませんか。
顧問弁護士なら弁護士を探す必要はありません。
さらに最優先に対応してもらうことができるので、連絡をしたその日のうちに動いてもらうこともできます。
もちろん自分たちのことを理解してもらう必要もないので、わざわざ色々なことを説明する手間も省けるのです。
また、弁護士に相談すること自体は結構ハードルが高いと思われてしまうこともありますが、顧問契約している弁護士であれば、比較的相談しやすい関係を築くことができます。
だから何か問題が起きてしまった時だけでなく、分からないことがある場合なども相談できるメリットが存在しています。
そして顧問弁護士を利用する最大のメリットは、既にクライアントのことをよく理解している状態だということでしょう。
前述したように、トラブルが起きた時だけに弁護士に頼ろうとする場合、自分たちのことを一つ一つ説明しなければなりません。
もちろんその説明で十分理解してもらえるとは限らず、なかなか理解してもらえないから困るということもあり得ます。
しかし顧問契約をしていれば、既に自分たちのことは理解している状態です。
クライアントのことを知る、調べるのは事前に弁護士のほうでおこなってくれているからです。
だから何かトラブルが発生した場合にアドバイスをもらおうとした時でも、的確なアドバイスをもらいやすいというメリットがあります。
もちろんどんな弁護士に依頼してもアドバイスをもらえますが、自分たちのことを理解している人とあまり知らない人とでは、どちらが自分たちに合ったアドバイスをくれるかは一目瞭然でしょう。
ちなみに、確かに顧問契約をすることになるので、毎月一定額を払い続けなければなりません。
トラブルが起きていても起きていなくても払い続けることになるので、その費用が無駄になってしまうのではないかと感じる人もいるはずです。
しかし、トラブルが起きてしまった場合、弁護士に依頼するまでの時間が長くなればなるほど、トラブルが拡大してしまう可能性があります。
その結果、顧問弁護士の費用が高額になってしまう可能性も否定できません。
弁護士費用はその依頼の内容や規模などによって金額が大幅に変わっていくからです。
しかし顧問弁護士であれば顧問契約しているので、すぐに対応してもらうことができるためトラブルが拡大する前に対応することもできます。
だから結果的にトラブルの早期解決につながるため、費用自体も安く済む場合も珍しくありません。